2007年

6月28日(木曜日)

1.自殺のあったキャンプ場

2007年6月26日にスーパーカブ(90DX)を購入しました。
購入理由は貧乏旅行の足、カブなら遠くに行けてしかも経済的。
そしてさっそく29日(金曜日)に休みを取り、高知県の四万十川まで慣らしツーリングに行って来ました。

仕事を終えまっすぐ帰宅、旅支度をして家を出る頃には23:30になってた。
とりあえず道の駅さめうらへ、そこまで50キロ以下で走行し、到着したのは3:30。
屋根つき駐輪場の下にテントを張って仮眠を取った。

6:30トイレ掃除の音で目が覚めた.
まだ眠りたいけど四万十川までの到着時刻が予想できないので出発の準備に取り掛かる。
道の駅さめうらは9:00開店、スタンプはまた今度。

朝食を食べ8:00四万十川へ出発します。
道の駅633美の里(ムササビ)、まだ開店してません。
続いて道の駅土佐和紙工芸村は、開店を待ちスタンプを押して次の道の駅へ。
12:00道の駅かわうその里すさき、ここもスタンプを押し次の道の駅へ。
そして道の駅あぐり窪川、ここもスタンプを押し次の道の駅へ。

15:00まだ昼食を取ってません、弁当屋が見えたのでお弁当を購入しました。
しばらく走ると景色のいい場所があった。
そこですこし遅い昼食を食べているとヤマハのスクーター(ギヤ)に乗ったおじさん登場。
どうやら泳ぎに来たそうです、この日はよく晴れ気温も真夏日のようでした。
そして次の道の駅四万十大正に到着しスタンプを押す。
今日はこの辺でテントを張り、ここを起点に四万十川を散策します。
道の駅のすこし手前にキャンプ場(リバーパーク轟)がありました。

行き方がわからずガソリンスタンドで道を尋ねなんとかキャンプ場に到着。
16:00キャンプ場には誰も居ません管理人も不在です。
管理棟には不在の場合は利用届に記入し、料金ボックスへ500円を入れて下さいとの事です。
お金を入れテント設営です。
下調べの天気予報では夜に雨が降るかもしれない。
テントは安物です屋根付きベンチがあるのでその中にテントを入れるか迷った。
結局芝の上にテントを設営、今回初めてロープを引っ張り固定した。

テント設営を終え下の川へ、綺麗な川を見るとなんだか泳ぎたくなった。
こんな事も予想して水着を用意してきました。
男一人四万十川で泳いでも寂しい気持ちになるだけです。
一人ではやることも無いので水面ギリギリで写真を取ったり、空を眺めてプカプカ浮いてみたりした。
川から上がり17:00カブにまたがり散策開始。
あまり時間が無い為すこし離れた温泉に向かいその道中を楽しむ事にした。

いろいろ走り沈下橋を見つけました。

今まで四万十川には何度か訪れています。
なのにこの風景は何度見ても心が和みます。

このあとわざとトンネルを通らず脇道に入り田舎の風景を存分に楽しみました。
たまにはトンネルに入らずに横の脇道に入るとすばらしい風景に出会う事があります。

温泉よりすこし先に新しく道の駅が出来てました。
新駅(四万十とおわ)7月1日オープンらしく記念会の準備などで賑わっていました。
すこし引き返して温泉へ到着、料金800円。
四万十川を眺めながら入れる露天風呂が売りなのに扉が閉まって露天風呂には入れませんでした。
そして風呂から出てドライヤーで髪を乾かしているとおじさんが話かけてきた。
おじさん 「何処にお泊り?」
私   「道の駅の近くのキャンプ場です。」
おじさん 「三角屋根(形)のベンチのあるキャンプ場か?」
私   「・・・はい」
おじさん 「あそこはねー。」
おじさん 「地元の女の人が橋から飛び降りて自殺してるからなー。」
おじさん 「やめたほうがいいよ。」
私   「・・・・・本当ですか?」
これは大変です、恐ろし過ぎる爆弾発言です。
でもあのおじさんの言ってた場所とはすこし違うような気もします。

たしかキャンプ場はこの温泉近くに四ヶ所あります。
道の駅は新駅(四万十とおわ)なので地図にありません。
どのキャンプ場の事かわかりませんが多分この四ヶ所のどれかだと思われます。
おじさんの言う道の駅が四万十大正だったら、間違いなく飛び降りのあったキャンプ場です。
おじさんの言う道の駅は新駅(四万十とおわ)だと思います。
温泉に行く用意だけをして出てきた。
食料は全部テントの中、この近くで食料調達は時間的にも困難です。
今回キャンプも目的の一つです。
ここで諦めてはいけません勇気を出してテントに帰ります。
スーパーカブ観光第一回目でいきなりハードな内容に、帰りながらやっぱりテントは朝撤収する事にしてどこかの宿に泊まろうか。
近くには格安で泊まれるライダー専用の宿もあるし、そこに逃げ込もうか何度も迷いました。
そしてキャンプ場に客が増えている事を祈りつつ戻ってきましたが、祈りも届かず誰も居ません。
なんであんな事を言うんだ、あのおじさんに段々腹が立ってきた。
昼間に川で泳いでいた事を思い出すと悲しくなります。
もう酔っ払って寝ます、テントの中に入るまでは本当に怖かった。
でもテントの中に入ると恐怖心が段々無くなって、落ち着きを取り戻し途中から夜空を見る余裕もありました。
そして深夜に雨の音で一度目が覚め雨漏りが無い事を確認してまたすぐに寝ました。

つづき

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