2008年 初級登山学校

9月10日

第4回目 天気(講義)

・悪天候を見分ける

・観天望気の方法

今日の講義は天気のお話し。
山の天気は予想しにくく、平地の天気予報は当てにならない。
どうやれば天候を予想出来るのかしっかり勉強してきます。

18:45最後の講義なので少し早めに教室に入る。
すると講師の方に修了山行場所が天狗塚から三嶺に変更になったと知らされた。
この変更で移動手段をどうするかで散々悩み授業に集中できなかった。

この時期台風13号が発生していて「14日の修了山行は大丈夫かな?」と生徒は心配。
テレビやラジオでも注意を呼びかける放送が流れてる。
だけど今回の講師はその日は大丈夫と言う、その理由を天気図で説明してくれた。
天気しだいでは私の移動手段も変わる。

1時間が経過して10分休憩。
その間に次の三嶺登山口がどんな場所か確認する。
講師の話しでは、綺麗なトイレに大きな駐車場があるらしく、カブで行くと決めた。

最初の1時間あまり理解して無いので、後半1時間もチンプンカンプン。
最後は雷の話し。
屋外で雷にあったら姿勢を低くし、できるだけ高度を下げる。
前兆を予想して早めの対処を心がける。
それでも雷に遭遇した場合は4m以下の木を見つけ、約2m離れた場所(頂点から45度の角度)で姿勢を低くする。

今回の講義はこれで終了、最後の実技は徳島県三好市東祖谷にある三嶺(1893m)に変更。
最後は第2回の実技で脱落した人も参加する、彼女はこの最後の実技までに猛トレーニングをしてきているらしい。
参加人数11人で生徒は8人、講師は3人、今回私はカブで前乗り。

9月13日

朝からの用事を済ませ急いで準備し、17:00三嶺の登山口に向けて出発。
今回は以前から構想にあったスーパーカブ山専用キャリアをなんとか完成させた実戦投入。

18:40 R32大歩危付近からゲリラ豪雨に遭遇。
道路が川のようになり対向する大型トラックに、バケツをひっくり返したような水を浴びせられる。

19:15ゲリラ豪雨地帯は抜けたがこのあとまた雨に降られる。

20:30びしょ濡れになって三嶺登山口に到着。
駐車場には小屋があり灯りが付いていたので中をのぞくと人が居た、小屋が綺麗なので建設中かと思った。
21:00雨の中ベンチの横にテントを張り終えた。
すると小屋からおじさんが出てきて「小屋に泊まれば。」と誘われる。
「もうテントを張ったから。」と答えると今度は「飲みに来ないか。」と誘われる。

おじさんに誘われ中に入ると若い女性2人が座っていた。
持参したビールで乾杯、中年のおじさんに若い女性2人、このパーティーも明日三嶺に登るらしい。
どうしても気になったので3人の関係を聞いてみると仕事仲間でした。
実はこのパーティー三嶺は2度目らしく、私がどんな山か確認しているとなぜかみんな半笑い。
そしておじさんが語りだした、実は前回登山道を間違えプチ遭難、その夜はビバークしてなんとか生還したらしい。
そのときの状況は笑えない話だけどめっちゃおもしろかった。
兵庫県からお越しの明るく陽気なパーティーに別れを告げ22:20小屋を出た。

素敵な出会いに今度は1人で乾杯してカレーを食べる。

23:45明日は三嶺(1893m)就寝。

つづき

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