2008年 初級登山学校

9月14日

3.三嶺(1893m)

5:40テントから這い出すと兵庫県パーティーが準備をしていた。
昨日小屋には私が帰ったあと2人増え合計5人になったらしい。
しかし女性2人はおじさんのいびきが激しかったらしく車で寝たそうです。

私も準備を始めると隣のベンチから朝食のお誘い。
誘ってくれた2人組みは講師の1人が所属する山岳会の方。
山岳会の人達と朝食中に兵庫県パーティーが山頂にアタック開始、笑顔で手を振った。
そして反対側のベンチでは広島県から来た3人組の中高年パーティーが準備を始めた。
朝食を終えると山岳会の方は「○○によろしく言っといて。」とどこかにいなくなった。

7:45今日の昼ごはんを作る。
アウトドアショップの店員さんが教えてくれた、ドライフード作り置き。
完全に冷えるらしいけど今回私もマネして見ます。

8:00準備完了。
今回のザックは20キロにならないように詰め込んだ。

カブを停めに行くと奈良県ナンバーのバイクが停車してある。
この方は私達が朝食中に到着。
座って少し仮眠して、そのあと登山口に一人で入って行きました。

初級登山隊が到着するのは8:40の予定。
まだ40分もあるので小屋の中で仮眠を取った。

8:50に初級登山隊が到着。
生徒みんなが「もう少し荷物を少なくした方がいい。」とやさしく忠告してくれた。
だけど「前のときより軽いから大丈夫。」と9:15三嶺へ。
しばらくは林道歩き。

11:05荷物は重いけどこれぐらいなら大丈夫と思っていた。

だけどそれは大間違いこの先頂上までは、階段3段飛ばしのような急な登りが続く。

登山道は登りが優先。
まず最初に兵庫県パーティーと遭遇。
無事に頂上に立ち下山中。
私もまだ余裕があり少し会話を交わして気合を入れる。

12:00この先は下山者と何度もすれ違う。
私達が広い場所で待っていても、上の狭い場所で立ち止まる。
そのたびに無理に登らされ太ももの内側が悲鳴をあげる。
そして下山者最後尾の広島県パーティーを越えて私の左太ももはパンクした。
しばらく行動不能。

一度ザックを降ろし回復を待つ間に講師の方が塩と塗り薬をくれた。
そして三嶺ヒュッテの少し上で昼食中のみんなと合流した。

みんなのやさしい忠告を無視した私は本当に大馬鹿者だ。
そんな私を心配して葛根湯をくれたUさんに心から感謝。
太ももがつったのは人生初。

12:40昼食を終え行動開始。
山頂まであと少し左太ももに爆弾を抱えて登る。

12:55途中で敗北しながら三嶺(1893m)に登頂。
全員で記念撮影をした。
このあとの下山が心配。

13:15三嶺の写真によく出てくる湖を眺めながら下る。

15:30心配していた下山は思っていたより楽だった。
第2回の脱落者は今回の為に、毎日ジョギング休日に里山を10個登ってトレーニング、今回の勝者になった。
私はこの夏毎日欠かさずビールを飲んでメタボリック体型になり見事敗者になった。

16:00初級登山学校卒業式。
講義4回、実技4回と全部休まず参加したけど迷惑かけっぱなしだった。

16:20みんなを見送り私は明日もう1座を目指して移動。
温泉がすぐ近くにあるけど、とにかくガソリンが心配。

16:45以前パジャマ姿で給油してもらったスタンドに到着。
閉店完全にヤラれた。
近くの住民に尋ねると、かなりずぼらで明日店が開いている保障は無い。

17:00さんざん迷って風呂も給油も諦めた。
もし途中で止まれば押していくつもりだし、誰にも会わないから風呂も入らなくていい。
今日の朝食中に山岳会の方から教えてもらった落合峠の非難小屋に向う。

17:30非難小屋に到着。
道路を挟んで向かい側に福山ナンバーのバイカーがテントを張ってある。
挨拶を交わし私は非難小屋の中にテントを張る事にした。

しばらくすると彼も非難小屋に引っ越して来た。

18:30頃から宴会開始。
彼とは共通点が多く楽しい時間が過ぎる。
バイクで山に登りに行く最大の共通点で話は盛り上がった。
彼が登った山はどれも魅力的な山ばかりでレベルが高い。
私が狙っている山名が多かったので大変勉強になった。

今回彼は私がさっき諦めた温泉「いやしの温泉郷」にある世界一長いモノレールに明日乗りに行くらしい。
私は明日すぐ上の落合峠から矢筈山(1848m)に登る。
台風13号も近づいているのでお互い天気を期待して21:10宴会修了。

しばらくして彼が眠りに付いた。
だけど私はなかなか寝付けない。
今回持ってきた山の本を読むも今日の悔しさが頭をよぎる。
明日は一人だから今日より荷物を重くする決意をして私も就寝。

深夜トイレに行きたくなり00:34恐る恐るトイレに行く。
非難小屋の横はお地蔵様がいっぱいで不気味。
何か見えても嫌なのですぐ小屋に入ってまた眠った。

つづき

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