2008年

9月15日(月)

4、矢筈山(1848m)

7:00頃起床。
いい天気にお互い喜び出発の準備開始。

8:00彼はモノレールに乗るため出発した。
いつも一人な私の旅に偶然二日続けて素敵な出会いがあった。
最後に名前を聞きSさんに別れを告げた。

8:30私も出発。
今回初めて宿泊した非難小屋は雨風防げて凄く便利。
これからの旅に重宝しそう。

8:35非難小屋から少し登った落合峠から矢筈山(1848m)にアタック開始。
背負う荷物は約20キロに設定。

腰上までの笹原を歩行して一瞬で下半身ずぶ濡れ。
夜露で笹が濡れていた。

今さらゴアテックスのパンツを履くのも面倒だと思っていら次は靴の中まで浸水。
まだまだ笹原は続くけどもう手遅れ、しばらくこのままで進んだ。

矢筈山までの登山道足元の踏みアトはしっかりわかる。
だけどあまり人気が無いのか頻繁に藪に阻まれ視界が塞がれる。
ここから何度もナタを握り締める。

10:00ポツポツと雨が降り出しこの先本格的な雨になりそう。
今日は誰も登って来ないだろうと、上下ゴアテックス雨具に着替える。

着替えて快適になったけど靴の中は水浸しで気持ち悪い。

11:17この坂を登れば頂上に着く、大粒の雨に降られながら登る。

11:20昨日の悔しさをバネに矢筈山(1848m)登頂に成功。
晴れていれば展望は良さそう。

この先には「阿波のマッターホルン」と呼ばれる黒笠山(1700m)がある。
昨日講師の方は「矢筈までは簡単だけどその先は危険」と言っていた。
矢筈山(1848m)私には決して簡単では無かった、それにこの先は地図にも悪路と標示してあった。

今日もドライフード作り置きの弁当。
中から乾燥剤が出てきたけど見なかった事にした。

11:35また藪の中に下山開始。

今日は地図が無いのでGPSで軌道を確認。
何度も迷いそうになりヒヤヒヤする。

13:25道に迷いそうな地点は抜け、またびっしょり濡れた笹原を歩く。
ゴアテックスの雨具も大量の汗をかくと体を濡らす。
下山しても私には乾いた衣類はひとつも残されて無い。

憂鬱だった気持ちが、下で私の帰りを待っているカブを見て吹き飛んだ。

13:40無事に下山。
昨日心配した燃料、このままでは間違いなく足りない。
今は峠の一番上なのでニュートラルのまま坂を下りる。

落合峠から下りはエンジンを切り、登りはエンジンを掛ける、この繰り返し。
登山道にもたくさんカエルがいたけど、下りの道路でもたくさんカエルがいた。

15:30全身ずぶ濡れブルブル震えながら道の駅「三野」に到着。
あったか〜い徳島ラーメンを注文した。

15:50また震えながら家に帰り私の初級登山学校が修了した。

今回の2008年初級登山学校を卒業して以前の自分と比較して見るとあきらかにレベルが上がった。
上級者と共に山に行けばそれだけで技術や知識が得られる、下手な本を買うよりもまずは体験。
受講料4,000円通常では考えられない安さ。(交通費、食費などは受講料に入ってません。)
全国の都道府県に勤労者山岳連盟は存在しこのような活動をしているので興味のある方は参加をお勧めします。

四国百名山2座登頂

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