2008年

9月22日

剣山縦走(徳島県)

1.カブパンク

約3ヶ月間通った初級登山学校でテント泊縦走の手応えを実感した。
理想の2泊3日の予定は取れないけど1泊2日で剣山を縦走してみようと計画。
出発直前まで車かカブで悩んだ挙句、カブを選択した。

22:20山専用キャリアに70Lザックを載せ出発。
徳島県に向う193号線を走る。
剣山の登山口「見ノ越」までは約4時間の道のり。
登山口の駐車場で仮眠を取り朝からアタックの予定。
「なるべく早く到着したい。」と徐々にスピードを上げていった。

22:40塩江町に入った辺りでカブの後輪が少しふらついた。
「なんだ?」と思った瞬間大きくバランスが崩れる、なんとか転倒を免れ路肩で急停車。
カブの後輪がパンクしてしまった。

「最悪だ。」
予備チューブ、工具、空気入れ、全部持っている、だけど肝心の技術が無い。

以前ノーマルタイヤからスノータイヤに履き替えようと挑戦。
2本のチューブを犠牲にした後、結局プロに泣きついた。(上の写真)
そんな人間が深夜の自動販売機の薄明かりで修理出来るはずが無い。
「だけど山にどうしても行きたい。」

23:00後輪に空気を入れ荷物をデポ、車を取りに帰る。

すぐに空気は抜けてガタゴトガタゴト走り高松まで16kmの看板を発見。
家まではたぶん20km以上ある。

23:26少し走ってガソリンスタンドを発見し空気を入れる。
これをくり返せばなんとかなりそうと思っていたら。

チューブがはみ出してきた。
普通はこの時点で乗るのをやめて歩くべき。
だけど私はこの先の坂が嫌でカブにまたがった。

その結果。
・チューブがタイヤから外れホイールに巻き付いて完全停車。
・閉店した車屋のショーウィンドウの灯りを頼りにマイナスドライバーでチューブ切断。
・チューブレスになったカブを約10km先の家まで押して帰る。

2:10帰宅、家を出てから3時間50分スーパーカブ観光第19回目はここで一時終了。

おしまい。

*続きがありますので気になる方は下に進んでください。
↓  ↓  ↓

スーパーカブ観光は終了ですが山には行きます。
2:55自動販売機の横にデポした荷物を車に積んで剣山に再度出発。

何度も反対車線を走り出したので少し仮眠。
そして5:00頃から朝日が昇りだす。

6:00登山口の「見ノ越」に到着。
もう明るいけど今から登る気力なし。
仮眠を取ってからアタックしよう。
おやすみなさい。

*パンク走行の代償
パンク後10キロほど走行した為にチェーンは延びスプロケット共々後日交換するはめになった。

つづき

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